私は、2006年の夏、バレエ講習会に招かれて来日し、ソフィア・バレエ・アカデミーの生徒達を指導しました。

 

それまでにも、私は日本全国で多くの子供達を教えた経験がありましたが、ソフィアのスタジオではとても魅力的な指導をしていました。

 

このスタジオは、なぜ魅力的なのでしょうか?

 

まず第一に、スタジオの主宰者である中川三千代が、かつてプロのバレリーナとして活躍していました。彼女は、モスクワ・バレエ・アカデミーの校長を40年間務めた故ソフィア・ゴロフキナ教授に師事してクラシックバレエの教授法を学んだベテラン教師です。三千代は、初級、中級、上級のすべてのクラスを教えていますが、年少の生徒達には、彼女は厳しいと同時に忍耐強い教師であり、年長の生徒達にとっては、頼りになる相談相手、指導者、そして友達でもあります。

 

 また、クラシック作品の振付家・リハーサル教師としても、三千代は洗練された良いセンスと、プロとしての高い技量を発揮しています。生徒達全員が「バレエがうまくなりたい」という共通の目的を持って、毎日、少人数のクラスでレッスンに励んでいます。生徒達はとても仲が良くて、スタジオは、まるでバレエのオアシスのように和気あいあいとしています。

 

 私が招待されたのは、ちょうどソフィア・バレエ・アカデミーが5周年を迎えた時で、講習会終了後に記念のスタジオ・パフォーマンスが行われました。「眠りの森の美女」のプロローグなどが披露されましたが、生徒達の細かな動きの完成度と原作への愛情に私はとても驚きました。ヴァリエションは様々な年齢の生徒達が踊りましたが、三千代は一人ひとりに合ったきめ細かい指導をし、それが、彼らの踊りに自信と創造意欲を与えていました。

 

 三千代の教師としての献身的な努力は両親達から大いに尊敬されています。その親しみのある態度と誠実さのおかげで、年長の生徒達にとって彼女は指導者であると同時に良き友達でもあり、スタジオはとても良い雰囲気でした。生徒達は生き生きとしていて、本当にバレエのレッスンを楽しんでいました。

 

 勤勉であること、自分の目的を達成することにおいて辛抱強くあること、また、クラシックバレエを愛し、理解することを中川三千代から教えられたソフィア・バレエ・アカデミーの生徒達の成功を、私は心から願っています。


 

エレーナ・アルカーノヴァ

(ワガノワ・バレエ・アカデミー教師)

фото 2

 









 

『ソフィア・バレエ・アカデミー』のトップに戻る